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ノウハウ系 / 機材紹介

TS(チューブスクリーマー系)とメタルギターサウンド

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緑色のエフェクターは好きか!?

龍5150です。

緑と言えばみんな大好きなジースタッグ !(重甲ビーファイター)

そしてチューブスクリーマーである!!!

歪みエフェクターにおいてTS系(Tube Screamer)というカテゴリの生み出したエフェクター。

登場以降から現代にいたるまでギタリスト達に使われまくってるんですけど、現代の特にヘヴィメタルにおいては必須とすら言える感じで、知る限りではほとんどのギタリストが自身のボードにTS系オーバードライブを入れてます。

具体的にはアンプの前段階にて”チューブスクリーマーかけっぱなし“という使い方で。

ギターソロでブースターとして使うならともかく、現代のハイゲインアンプって単独でも地獄のように歪むのにオーバードライブなんて必要か…?とかつて僕は思ってたんですけど、必要なのだ。

そのへんの理由やメリットとデメリットをご紹介します。

なぜハイゲインアンプにTS系オーバードライブが必要なのか

Tube Screamer等のTS系エフェクターを使う理由は、歪みを足すためでは無いです。

ブースターとして音を纏めつつ、TS系は通すだけで低域と高域の帯域を程よく抑えてくれるため不要な帯域をカットするEQ的な用途として使われます。

MESA BOOGIEのRECTIFIERなんか特にそうですけど、強く歪ませてる状態でブリッジミュートでの刻みなんかをやると低域が出すぎてそれ以外のシーンとの音量差がとんでもない事になってしまいます。

そこでTS系を挟むことでこれを抑制し、よりタイトな出音、アンサンブルを成立させることができるわけですね。

ハイゲインアンプでザクザク弾いてるヘヴィメタルギタリストはほぼ全員このテクニックを使ってるのでTS系は1台持ってた方が良いよ…。

TS系をハイゲインアンプに繋いだ場合と、アンプ直の場合の比較動画があったので紹介します↓

TS系の音の特徴

補足としてTS系の特徴ですが下記のような感じです。

  • あんまり歪まない
  • 高域と低域をカットしつつ中域をブーストする

上で挙げたようにハイゲインアンプに対しての抑制的な使い方の他、シングルコイルのストラトのような帯域が暴れまくるギターと合わせるスティーヴィー・レイ・ヴォーンのスタイルも定番の1つです。

 

ハイゲインアンプにチューブスクリーマーを組み合わせる使い方

使い方ですが簡単です。こんな感じ↓

  1. TSをOFFの状態でGainを0、volumeを5、toneを5にする。
  2. アンプ設定をバッキングを刻んでもあんまりザクザクにならない程度に歪ませる
  3. TSをONにする
  4. ブリッジミュートで弾いてみて程々にザクザク感が出るまでGainを上げる
  5. TSがONの時とOFFの時とで音量差があんまり無いような状態になるようvolumeを調整する

トーンについては使うギターのピックアップによって変わってくるので一概に言えないのですが、高域の出方を聴きながら調整してみてください。

TS系を使う場合のデメリット

オーバードライブを通すのでノイズが増えます。

ハイゲインアンプ自体もノイズを出してる関係でなかなかな状態になるので、併せてノイズリダクションの導入をした方が良いと思う。

ノイズ処理エフェクターも色々ありますが、今だとISPのDECI-MATE MICRO DECIMATOR PEDALが機能とコストの両面から良さそうだと思います。

あとこれはデメリットか微妙ですが、音が纏まる影響でアンプ直に比べて「なんかのっぺりしてる…?」という違和感がたまにあります。

まぁヘヴィメタルのようにずっとガーッ!って弾く音楽なら影響は全然無いので大丈夫だ。

おすすめのTS系エフェクター

TS系と一口に言ってもたくさんのエフェクターがあるのですが、ハイゲインアンプと組み合わせる事を想定するとOD808が良いと思います。

何でかと言うとハイゲイン+TSの定番中の定番であり、ノイズも少なくとても使いやすいです。

OD808はかれこれ10年くらい使ってますけど本当にオススメできるオーバードライブだよ。

その他のTSについては本家アイバニーズ(Maxon)のTSシリーズをハイゲインアンプで使った場合の比較動画がありましたので見てみると良いぞ。↓

おわりに注意点

 

TSエフェクター選びにおける注意点ですが、「ハイゲインアンプと組み合わせる事を想定した場合どうか?」という視点で選んだ方が良いです。

アイバニーズ、Maxson以外からも他社からも色んな種類のTS系オーバードライブが発売されており、TubeScreamerを再現する事を意図した物だけでなく、TubeScreamerの一部分の特性を引き上げた物、等々もあります。

ハイゲインアンプと素晴らしく合うモデルもあるのですが、物によっては例えば「帯域のレンジをもっと広めにして繊細さを追求」とか「真空管(Tube)の歪みを再現する方向に特化」したようなタイプの物もあります。

そうゆうのはアンプであんま歪ませないような弾き方の場合かなり素晴らしいのですが、少なくともヘヴィメタルには合わないと思う。(お高めのブティック系エフェクターに多い)

TS系については使用目的が多岐にわたるため良し悪しが値段では判断できない、と思っておいた方が良いです。

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