Phantom Guitar Works / Phantom6レビュー

日記, 機材紹介

またしてもギターを買いました。

一応変形ギターになるのでしょうか?

ビザールギターとして名高いVOX のPhantom……を再現してるブランド、Phantom Guitar WorksのPhantom6です。

今回は試奏とか一切しないでネットで購入です。

見た目が好きだったのでロマン枠として入手した感じです。かっこいい!!

Phantom Guitar Worksとは

VOXが60年代に販売していたPhantom Mark Ⅵというギターを現代的に再現製造しているブランドです。

VOXといえばAC30等のアンプで有名ですが実はギター本体も製造販売しているんですね。

Mark Ⅵは70年代には販売終了し、その後は直近だと2003年に形状はそのままに、Mark Ⅴとして仕様を大幅に変更しためちゃ安い価格帯で復刻モデルで一時的に復活したりしましたが現在はそれも販売終了している感じです。

そんなわけで、ある程度実用的なレベルでこの形状のギターを入手しようとするとVOXのビンデージかPhantom Guitar Worksのどっちかになります。

仕様

公式サイトから持ってきました↓

Body: Mahogany
Neck: Maple
Fingerboard: AA Indian Rosewood
Scale: 25-1/2″ (648mm)
Radius: 14″R
Nut: Phantom® Roller Nut
Nut Width: 1-11/16″ (43mm)
Pickups: Phantom® Single Coil Alnico(Kent Armstrong Design)
Machinehead: Phantom® Vintage Style
Bridge:Phantom® Bridge/Tremolo
Controls:2Volume,1Tone.5WaySelector
Knob: Phantom® Turned Aluminium
Finish: Lacquer
with Phantom® Hardshell Guitar

ネックについて

デザイン的にショートスケールかと思いきや普通にロングスケールでストラトやテレキャスと同じ尺です。

握った感じは太め…というか幅が広めで弦同士の感覚が広め。

ギブソン寄りのシェイプですが、ギブソンはミディアムスケールなのに対してこれはロングスケール。

この幅の広さはジャクソンとかに匹敵するのでは?という感じ。

あとフレットはビンテージタイプの小さいサイズのものが付いてます。

フレットが小さくてこのネック仕様なので恐らく結構弾きにくい部類のネックだと思います。

形状について

見てのとおり、変わった形状をしてます。

ボディ側面のカクカクしたフォルムに目が行きがちですが、サウンド的に一番影響ありそうなのはネックジョイント付近だと思います。

アコギほどのレベルではないですがボディがネックハイポジションに食い込んでます。

そしてヘッドがでかい。

設計意図的にはネックを共振させずサスティンを稼ぐぜ!という感じなのだと思います。

材料について

恐らく1番変わってる所なんですけど、ネックがメイプルでボディがマホガニーです。

あんまり見たこと無い構成です。

メイプルは重くて硬い材で、マホガニーは軽くて柔らかい木です。

普通に考えてこのデザインと材構成だとネック側が重くなってネック落ちすると思うんですけど、どうゆうわけかボディが妙に重くバランスが取れてます。

ネックも太めなので普通より重いはずなんですけどそれ以上にボディがずっしりしてて、ネック落ちはまったくしません。

ブリッジを重いビグスビーにする事で多少重量を稼いでいる面もありますけど普通に重いマホガニーなのだと思います。マホガニーも色々種類あるのですがPhantomがその中の何を使ってるのか不明です。

見た目に反してこのギターはそこそこの重量があり、計測してみたら約3.8キロでした。

レスポール並の重さです

チューニングの安定感について

ビグスビーって初めて使うんですけど、まぁ構造的に見て後発のシンクロ型とかとは比較にならないくらい安定感が無いブリッジです。

エレキギターの歴史においてもかなり初期の頃に設計された構造で、その後の最適化されたブリッジユニットらとは全然違う感じです。

実用にあたって最大の障害がおそらくこれだと思ってた程です。

スペーサーを挟んでバネ固定しようかと思ってたんですが、弦が馴染んでからは比較的安定してて、ちゃんと調整すればこのままで十分使えそうなレベルだと思いました。

ただアームを使った瞬間に即チューニング狂います。使わなければ使える。(禅問答)

その他

あとはナットにローラーナットを採用しており、これにより多少のチューニングの狂いを防止しているらしいです。これの効果の程は不明ですが確かに思ってたよりチューニングは安定してます。

ピックアップ配列はストラトと同じですが、ストラトと違ってリアピックアップに角度が付いて無いので低音弦側の出方がちょっと違います。

ビンテージの復刻ギターである事と、あと見た目からしてもわかると思いますがピックアップの出力はかなり低めです。

ピックアップは形状も特殊なので付け替えは難しそうに見えます。

サウンド傾向

使ってる人があんまりいないのでサウンド傾向が買う前にわからなかったのですが、想像してたよりかなり良いです。

これの演奏はエレキギターパート全部Phantom6で弾きました↓

メイプルネックにローズ指板、マホガニーボディ、ビグスビー、ローラーナット、という珍しい構成なのですがサウンド傾向としてはフェンダーかギブソンかで例えるならギブソン寄りの音です。

音は太めなのですが重心が低い感じではなくその他のギターでは感じたことのない高域の出方をしてて、レスポールなどとは全然違う感じです。これがVOX系の音という事なのでしょうか。

ボディとネックの鳴りはミドルレンジに寄ってる感じなんですけどブリッジとナットの箇所で高域が付加されております。

そこそこに太くアタック感のある音が出るけど出力は低く分離が良い。

ただフェンダー系ほどのジャキジャキ感は出ません。良く言えばうるさい帯域が抑えられてるとも言えます。

このギターじゃないと出せない音というのが確かにあるというか、かなり特徴があります。

まとめ

ロマン枠として所有欲だけで買ったギターなので正直実用性はそんな期待してなかったのですけど、音も含めて気に入りました。

仕様的にめっちゃシビアで弾き手を選びそうではあります。

中古で買ったのにフレットとか全然減ってなかったのですが、多分前のオーナーは使いこなせなかったのではないかと勝手に想像してます…。

 

良かった所

  • 見た目がとても良い!
  • ッドがしっかり出るのにちゃんと分離感があり、ストロークもソロもいける

良くない所

  • 形状的に座って弾くのが難しい
  • 全体的に結構弾きにくい(ネックが太い、フレット小さい、ハイポジションきつい)

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