ケンパーおすすめ有料リグまとめ | Kemper rig おすすめ
目次 -Contents-
Kemperで使用できるリグデータの販売サイトと、その中でもおすすめのリグを紹介。これを使えばとりあえず大丈夫!というものを揃えました。
Kemperとは
現在メイン機材として使用しているKemper Profiling Amplifierで使えるおすすめRIGを紹介します。
最近はKemperの中古も結構出回ってって手を出しやすくなった気がしますが、その前にKemper(ケンパー)について。
独自のプロファイリング・テクノロジーによって実在するアンプの特性をデジタルデータ化し取り込み、使用する事が可能な楽器/機材です。
ラックタイプの「Kemper Profiling Amplifier RACK」、独特のフォルムですがアンプヘッドタイプの「Kemper Profiling Amplifier HEAD」があり、これらにはパワーアンプ内蔵型と非内蔵型があります。
どちらもMIDIフットコントローラーに対応しているのでライブでも使用可能。
まぁライブに関しましてはマルチエフェクター型の「PROFILER STAGE」というタイプもあるので、こちらの方がおすすめです。
最近はパワードスピーカーなる専用キャビネットも発売したようですが、これは試したことないです。興味はある。
これまでの約20年、デジタル・プロセッシング技術はギター/ベース・アンプのサウンド再現にチャレンジしてきましたが、入念に設計されたチューブ・アンプのサウンドやフィールを完璧に再現するレベルには到達していません。しかし、その高いハードルを越える日がついに来たのです。 そのカギを握るのが、プロファイリングです。
Kemperはエディターのソフトを用いてリグと言う様々なプリセットデータを読み込ませることで使用できます。
あくまで再現モデリングではなく、実機を直接取り込むプロファイリングなのだ!との事。
これにより真空管だろうがトランジスタだろうが関係なしに、アンプ実機のパワーアンプ、プリアンプ、キャビネット等の要素を全て取り込んでKemperからほぼ完全再現する事が可能となります。
とにかく便利です。
Kemper難しい…買った当初は使いこなせませんでした
長らくVSTのアンプシミュソフトを使ってたんですけど数年前からケンパーに切り替え、今に至るまでメインで使い続けてます。
Kemperは良くも悪くもリグの質に相当音が左右されるので、導入当初はなかなか使いこなせず最初自分に合ってるリグを手に入れられなかったので良い音が出せない…というか「音悪い…?」と思いました。
今から思うと自分にあったリグデータ(Rig)を揃えられてればまったく問題なかったんですよね。
しかしリグデータは本当に膨大な数あり、その中から合ったものを探すのもかなり大変。
どこかに具体的なおすすめが書かれてたら良いのにな…と思ったものです。
……なら自分で作ろう!!
そんなわけで今回はKemperのリグの中でも「これは良いぞ!」というものを紹介します。
特にハイゲインアンプ、ヘヴィメタルで使えるようなアンプを主に紹介します。
リグデータの入手方法
有志の作成したデータをケンパーの管理ソフトウェアからダウンロード出来ます。
こちらは無料でいくらでも落とせるんですが、クオリティにバラツキがあり、それでいてとんでもない数のデータがある(10万種以上)ので僕はこの方法は使ってません。
おすすめ、というか一般的な方法はリグデータを販売しているサイトで購入しケンパーにインストールして使う方法です。
Rigデータはお手頃価格のものも多く、数百円から購入可能です。
エフェクターやアンプシミュレーターソフトを買うのに比べるとかなり安く、仕事でも十分に使えるレベルのクオリティのリグデータがたくさんあります。
実際に購入して利用しているおすすめRigデータ販売サイト
おまたせしました。
以下はおすすめ、というか実際によく使っているリグデータの販売サイトです。
ViViX Website
ViViXとは、G5 Project、G.O.D.、serenade等を抱え、
インストゥルメンタリストを中心とした音楽の
未来を創り出していくレーベルであり、
「Vivid」の「鮮やかな」という意味と
「Visible」の「目に浮かぶ、目立つ」などの意味を持たせた造語です。
今回唯一の国内の販売サイトです。
ハイゲイン系を求めるなら「Kemper Profiling Day in Tokyo Rig Pack Vol.1」がおすすめです。
お値段3,000円でFriedman BE-100、Koch Twintone Mark III、Peavey 5150 II、Bogner ATMA、Soldano SLO-100といったアンプのリグデータがまとめて手に入ります。
中でもFriedman BE-100のリグがとても使いやすい。
もしもっとハイゲインなサウンドを!との事でしたら「Kemper Profiling Day in Tokyo Rig Pack Vol.3」にある5150-Ⅲ(単独で1,500円)がヘヴィで太いサウンドが出るのでおすすめ。
The Amp Factory
TheAmpFactory is actually a recording studio, (AKA OrangeTreeStudios) hence why we have so many amplifiers, and why the Kemper made such sense to us. – This helps, as a good sound always needs to be treated correctly direct from the source, good equipment is not always needed of course, but it certainly helps put a professional stamp on things.
ヴィンテージ物を含め膨大な量のリグデータを販売している海外サイト。
どちらかというとクリーン、クランチ系多し。
あと特徴としてリグにデフォルトで様々なコンパクトエフェクターやラックエフェクトが用意されているので、エフェクトボタンのオンオフ切り替えをするだけでそれらを読み込ませられます。(多くのリグはリグを素材として提供しているので、エフェクト設定などについてはあえて用意してないっぽいです)
クオリティは非常に高く、いわゆる「え、これ実機じゃないの!?」という生々しさが売り。
実機で試せる機会がそうそう無さそうな貴重なアンプのリグが1パック700円くらいという凄いお手軽価格で手に入る。
個人的には「Orange RockerVerb」というパックと「Fender Bassman」というパックがおすすめ。
特に「Fender Bassman」はシビアなニュアンスをデータ化するためか、パック内に「テレキャス用」とか「レスポール用」みたいな細分化されたリグデータが含まれており、合計50種以上のリグデータが収録されていました。凄い。
どのパックにも様々なセッティング、マイキングのデータが含まれていてお値段以上です。
なお、無料のリグも配布しており、とりあえず最初のショップとして使用するのにも良いのですが、メタルサウンド系については別のショップのほうがおすすめかも。
AmpFactoryの無料リグダウンロードURL → https://www.theampfactory.com/downloads/category/free-stuff/
Fortin Amplification
Fortin Amplification is a company specializing in manufacturing peerless custom hand-built tube guitar amplifiers.
With our recipe of reliable quality components, custom designed precision wound transformers, application of modern technologies, and borderline obsessive attention to detail yields an amplifier that is unlike any other.
比較的近年のアンプメーカーですが、Fortinが何と公式で販売しているリグデータです。
Fortinの中でもMESHUGGAHというDjent、メタルバンドのシグニチュアモデルのリグですが、これにはもちろん実機が存在します。
「採算取れるのか…?」とちょっと気になりますが、実機を製造してるメーカーが出すリグデータという事でクオリティは間違いないものになってます。
セール時はもっと安くなりますけどフルプライスだと日本円で7,000円くらい。
これまでの中では高価な部類ですが、Fortinのゴリゴリだけどジャキジャキなサウンドが一発で手に入ります。
リグのデモ動画がありましたので「Fortinってなんぞ?」という方も是非聴いてみて下さい↓
すっげぇメタルしてますね。
Fortinの実機を使ったこと無いのですが、物凄いハイゲイン感と生っぽさが共存しているのが特徴かと。
こんな凶悪なサウンドを一発で呼び出せるリグデータが50個もセットになっているリグパック。
モダンなメタルサウンドを求めるなら所持しておいても良いのでは?と思えるおすすめパックです。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
Kemperは出来ることや再現可能なサウンドがあまりに多岐にわたりすぎているのと、リグも数え切れないくらい膨大な数があるので、そこが良さであり難しさでもあります。
とんでもない広範囲の音作りが可能なので便利なんですけどね。
今回ここで紹介したリグデータは僕が普通にレコーディングとかで使用しているものです。
身銭を切っているだけでなく、本当に作品に使用しているという事で多少の説得力がある…はずだ!!
リグ自体はそんな高いものではないので趣味として自宅でちょっと鳴らしたり、宅録でバリバリ使うのにも有効だと思います。
RIG MANAGER(リグマネージャー)という管理ソフトで簡単にリグを入れたり編集したり出来て、とりあえず良さそうなやつは入れてみて検証するのがおすすめです。
Kemperユーザーのみなさんは是非試してみてください。