コミケ等の同人即売会での飾り付け、ディスプレイについて。
目次 -Contents-
同人即売会のディスプレイ等について知ってる範囲でまとめました。
記載内容については以下になります。
・最低限持って行った方がいいもの
・敷物
・値札作り
・ポスターとスタンド
・卓上ディスプレイ
・荷物の量について
・持っていかない方がいいもの
最低限持って行った方がいいもの
会場によってはコンビニが会場内にあるので現地調達可能だし絶対使うわけではない物もありますが、一応下記のものは最低限持っていったほうが良いです。
・筆記用具と紙、ノート
ペンはサークル登録証を書くのに使ったり在庫数を管理するのに使います。
あと現地で急に値札だったりスペース名だったりをディスプレイしたいと思った際にハサミ、サインペンとマジックがあると良いです。
・ガムテープ&セロテープ
搬入物をダンボールに入れて搬入している場合は必須なのですが、それ以外の場面でも使う事が多いです。
僕の場合ですと敷物の余った部分とテーブル下部をガムテープで止めて固定させたりしてます。
・お金入れ、金庫
金庫が無難ですがあんまりでかいのだと狭い卓上で邪魔なのでこれくらいので良いと思います↓
防犯というより管理のしやすさという意味で手提金庫は安定です。
使用感的にはコインカウンターでも良いと思うのですが衝撃を受けると大変な事になる系のものは控えたほうが良いと思います。
机に人がぶつかってしまうといったアクシデントはよくあるので。
それとある程度売れるサークルの場合は金庫内に収まりきらないので透明度が低く、丈夫な袋をお札入れにするのがおすすめです。
敷物
無くても問題ないのですが目立ち方が全然違うので、出来ればあった方が良いです。
色や柄について
サークルの世界観だったり趣味に合わせて自由に選んだほうが良いと思いますが、僕は無地で深い赤のを使ってます。
激しい方向性の音楽が主なのと、あと赤は購買意欲を促進する効果があるとかないとかなので。
無地にした理由は作品より引き立ってしまうとアレだよなぁ、そして幅広い作風に合わせるには無地が無難かな、という事で無地にしました。
ただの布ではなくサークル名等を印刷したものをオーダーする等して作ったものを使っているサークルもありますが、ここが比較的に安くて良いと思います↓
生地について
薄いか厚いか、マットか光沢か、が主な基準ですが基本的には厚手のものが良いのではないかと思ってます。
毎回洗ってアイロンがけはしてるんですが薄手だと会場まで畳んで持ち込む事を考えると薄手だとシワが付きやすいので。
大きさについて
結構重要な事ですが、多少大きめのものを選んだほうが良いと思います。
上にも書きましたが1スペースのサイズは幅90×奥行き45×高さ70程度です。
外側の方に長めに垂らしておくと足元の在庫類のごちゃごちゃしてる所が隠れるし大きいすぎる分には畳めば対応できますが、小さすぎて尺足らずの場合どうにもできないので。
以上の事からこうゆうのを使ってます↓
上記のものは108cm×100cmですが出品者への問い合わせでサイズ申請すれば大きめもいけるそうです。
個人的にはユザワヤの布を扱ってる店舗とかの布屋で色々見ながら買うのが良いと思います。
値札とメニュー作り
最低限値段がわかるものが貼ってあればOKですが一手間加えてあると見栄えが変わってきます。
こちらのようにテンプレートをフリーで公開していらっしゃる方もおりますので、それらを利用すると簡単に綺麗な値札とメニューが作れます。
[フリー素材]お品書き素材(1)
うちの場合はメニューについては上のようなテンプレートを使用していますが値札はこういったものを自作してます↓
ポイントは値段とタイトルだけでなく発行日、ボーカル名、ジャンルや内容についての最低限の情報を記載している点です。
これをPDFデータでコンビニのコピー機に持ち込んでプリント、そしてトレーディングカード等のスリーブをカットしたものに入れてテープで貼りつけてます。
お金も手間もたいしてかかってませんがそこそこちゃんとして見える……つもりです。
ポスター
ポスターはデータを4~6分割したものを自宅コピー機で書き出して貼り合わせた物を使用しているケースもありますが、複数回使う可能性がある場合は業者に依頼する事を推奨します。
サイズについては通常の島中でしたらA1サイズがスペース幅より少し小さい程度なので良いと思います。
印刷についてはここがおすすめです↓
印刷通販プリントパック
このインクジェットのプランだと1枚2000円でしかも早いです。
ちなみに薄紙仕様のプランもあってそっちの場合1枚1500を切ってますが、かなり紙が薄くとても複数回の利用には耐えられない感じなので個人的には非推奨です。
あとポスターを持ち運ぶためにこうゆうのを持っていた方が良いと思います。安いし何年も使えます。
ポスターを傷めず保管して持ち運べます。
ポスタースタンド
以前は様々な形状のスタンドを見かけたのですが近年はやはりposutaが多いです。
僕も使ってますが現状でのベストチョイスはこれで間違いないです↓
詳しくは商品サイトの方を見ていただけるとわかりますが、最大の利点は分解して持ち運べてしかも軽いという点です。
これが出るまでは2m近くあるスタンドをそのまま電車で持って行ったり、携帯性でまだ多少優れているT字型マイクスタンドを補強して使っている方が多かったんですけど数年前からはposuta率が一番高いです。
抜群の携帯性を誇っており、これ以上のイベント向きスタンドは無いはずです。
…あんまり褒めまくってもアレなのでデメリットも挙げておきます。
1つはこのネジで組み立てる部分で、これが一度がっちり締まってしまうと分解が大変というのがあります。
かなりきっついのでイベント前に55-6を薄く吹きかけておくとか締めすぎないようにするとかで気をつけたほうがいいです。
あとは値段ですね。
5500円~で、こうゆう一般的スタンドと比べるとその価格差は何と倍以上。高いぞposuta!↓
しかしそれらを考慮してもこれは素晴らしいです。
もしイベントで使うポスタースタンドを買おうかと考えている方がおりましたら、悪いことは言わないからこれにしておけ…。
卓上ディスプレイ
限られたスペース内ですが、効果的なディスプレイとしてはやはり物を平面だけでなく立体的に配置するのが良いと思います。
なのでやや高めに階段状に並べた方がパッと見の印象は上がるはずです。
棚を使うのも効果的です。
ディスプレイ用の棚として個人的におすすめなのがこちら↓
創作イベント向け 商品陳列棚 『シロイタナ』
コンパクトに畳め、かつ軽量で強度もそこそこある万能即売会棚です。凄く良い。
裏面は空洞なのでそこにお釣りとか私物を置けるのも便利です。
弱点としては組み立てが意外とむずい事と、値段。4,500円です。
*2020/08/07 追記
この記事を書いた当時はシロイタナ以外にこういった棚があまりなかったのですが現在は他の選択肢が増えているようです。
現状販売されているものの中では「コミマのらっくんX」がかなり良いと思います。
シロイタナは組み立て工程と、材質自体の問題で何年も使用しているとヘタってきます。
それに対してこの「コミマのらっくんX」はアルミ製で軽量かつ強度を保っており、ワンタッチ組み立てが可能なようでまさに理想的と言えます。
問題は値段。1万円ちょいします。
荷物の量について
サークルスペースは思いのほか狭いです。
なるべくでかい荷物は持って行かない方が良いでしょう。
スーツケースなどについては在庫もすべてそこに入れて来るなら良いのですが、スーツケース + 段ボール数箱、みたいな持ち込みの仕方をすると悲惨な事になります。
僕は貴重品などが入って持ち運べる程度の小さめのカバン1つと、あとは全て在庫を入れる段ボールと一緒にしまって持ち込んでます。
上の方で触れた卓上棚やポスタースタンド、敷物もなるべく全てCDと一緒に入れている感じです。
備品を入れてきた段ボールは在庫段ボールの下にして積んでおけばスペース内でもそこまで邪魔じゃない、というのが狙いです。
荷物がどうしても多い場合は…
とはいえ荷物が多くならざるを得ないケースもあるでしょう。
そういった場合は会場に着く前に駅のロッカーに預けるのが無難です。
(この場合は会場最寄りはやめたほうがいいです。すでに埋まっていてどうにもならない~、といった状態に成り得るため。)
それ以外では、会場やイベントによるんですけど荷物預り所がある場合があります。
コミケの場合は1つ500円でサイズに関わらずイベント開始から終了まで預かってくれます。
持って行かない方がいいもの
これまで10年くらいサークル参加してきましたが、音楽サークルではギターを持ち込んでいるサークルさんをよく見かけます。
僕もイベント後にライブやリハーサルに出ないといけない場合にやむを得ず持ち込んだ事がありますが、まぁ物凄い邪魔になるんですよね。
イベントにおいてはまず役に立たないしケースから取り出す事も無いでしょう。
あと狭いこともあって結構ぶつけやすいため傷とか気にする人は持ち込まない方がいいです。
というわけで、ディスプレイとして飾ったり衣装の一部ではない類の楽器(例:ギター)については持っていかない方がいいですよ。