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同人CDの作り方、主にCD-Rについて知っている範囲でまとめてみた

目次 -Contents-

 

これから同人CDを作ってみたい人向けに書きたいと思います。

作曲編曲作詞

レコーディング

ミックス&マスタリング

これらの工程は既に済んでいるものとし、今回は省きます。

目次

プレスCD について

CD-Rコピーについて
例1 Star lightの場合
例2 03の場合
例3 innocent skyの場合

 

以下の内容は…

基本的に僕の個人的見解です。

 

生産部数について

回数を重ねていくと前回これくらい売れたから今回は…とある程度の予測が立てられるのですが僕は一番最初悩みました。

例として、5150の初参加イベント、コミケにおける実売数は30枚です。

初参加なのでもちろん新作で、ジャンルはオリジナル、7曲収録です。

参考になるかはわかりませんが、1つの例として紹介しました。

 

生産媒体、CD-RかプレスCDか?

少数生産の場合はCD-R、一定数以上の場合はプレスCDを選択する事になると思います。

双方どちらも紹介しますがプレスCD → CD-Rの順番に紹介します。

 

プレスCDで作る場合

プレスCDの紹介…と言ってもほとんどの事はプレス会社のサイトに載っていますので短くなります。

プレスCDのメリット

プレスCDのデメリット

*業者によってもまた話が変わってくる部分もありますので依頼する際に業者にお問合わせをしてみてください

 

CD-Rで作る場合

今回のメインはこちらです。

プレスの場合は特殊丁重等を除けば基本的に大きな差は無いものになりますが、CD-Rの場合は工夫による要素が増えるので長くなります。

CD-Rのメリット

デメリット

ジャケット等の印刷物について

僕はAdobeIllustratorというデザインソフトでデータを作っていますが、Photoshopで作る人やword、Excelで作る人もいるようです。
プレスCD等業者に依頼する場合はIllustrator、Photoshopのどちらか(基本的にはIllustrator)になりますがCD-Rの場合はこれらソフト無しでも自作可能というわけです。

具体的な製作例

↑これは僕のオススメのCD-Rです。(画像クリックするとアマゾンの商品ページに飛べます)

これを書いている時点での値段、50枚1200円。しかも国産太陽誘電。

CD-Rの場合は制作を全て自分だけで行えるので仕様も色んなパターンがあります。

なので僕が過去に作ったCDの例を3つ挙げ、作り方や単価を解説します。

(楽曲制作にかかるお金や絵のお金は計算に入れてません。)

Star lightの場合


作り方

CD-R(1枚30円くらい)にオーディオデータを焼く
 ↓
空ディスクと見間違えないようにサインを入れる
 ↓
デザインデータを作る
 ↓
コピー屋さんで印刷(1枚10円くらい)してもらったものを不織布(1枚10円くらい)に入れる
 ↓
完成!

 

 単価:約50円

 

このCDは大阪のライブ、コミケの2箇所で特典として無料配布したものなので生産枚数自体は結構多かったのですがコストを抑えるために上記の方法を採用しました。

 

 

03の場合


中身です。

 

このケースは表面がビニールなので光沢感があります。

 

この印刷物は1枚の紙に印刷したものを折って入れたものです。
紙の表側

 

裏側は真っ白の片面印刷

 

作り方

CD-R(1枚30円くらい)にオーディオデータを焼く

空ディスクと見間違えないようにサインを入れる

 ↓
PPケース(1個30円)に入れる
 ↓
デザインデータを作る
 ↓
コンビニプリントで出力してきたもの(1枚10円)をカッターで断裁して折ってケースに入れる
 ↓
完成!

単価:約70円

 

基本的にはStar lightと同じ工程ですが、あまり一般的ではないケースを使用しています。

1枚の紙でジャケット両面、バックインレイ両面を補えるというのはかなり素晴らしい仕様です。

が、印刷する紙のサイズが大きくないと成立せず、家にこのサイズの用紙は無かったのでコンビニプリントで印刷しました。

カラープリントで印刷物を作ればもっと煌びやかな感じにも出来るので少数生産なら結構オススメの方法です。

 

DVD・CD1枚用 PPケース 100個

価格:4,536円
(2015/1/22 10:48時点)

当時PPケース10mmの物を100枚をamazonで3000円で買いましたが今は値上がりしてますね…。

 

innocent skyの場合

 

 

歌詞カードとジャケットが別に存在しています

ジャケットはペラ1枚

バックインレイにもカラー印刷。

 

作り方

 

曲データをCDプレス会社に入稿(仕様:CD-Rコピー、盤面カラープリント)
 ↓
印刷物データを作り、別の印刷物会社に入稿(仕様:オンデマンド印刷、片面カラー片面モノクロ)
 ↓
歌詞カードデータを 作りキンコーズでセルフコピー、断裁依頼
 ↓
持ち帰った歌詞カードをホチキスで製本
 ↓
プレス会社、印刷物会社から届いたディスクと印刷物をジュエルケースに入れる
 ↓
完成!

 

単価:約260円

 

内訳としては

ディスクコピー&盤面印刷  120円
ジャケット&バックインレイ 90円
ケース 30円
歌詞カード 20円 

になります。

CD-RでプレスCDのパッケージパック並に印刷物を固めようと思うとやはり高くなりますね。

この方法はお金も手間もかかるので大変でした。

オンデマンド印刷

オンデマンド印刷はオフセットと異なり版を使用しない少数生産向けの印刷です。

利点はCD-R同様に生産単価が10枚辺りの時点から結構低い。そして入稿から印刷完了、発送までが速い点です。

しかしインクがトナー式なので個体差が出やすい、位置がズレる可能性があるのでテンプレートギリギリの位置までのデザイン等には不向き、等の弱点もあります。

僕が使ってみた個人的な感想としては個体差は気になりませんでしたし若干ズレている…か?という程度でした。

オフセットとの違いはインクの乗り方が濃くてギラギラしている感じで、よーく見ると表面に油絵みたいにインクによる凹凸等がありました。

なので絵柄によっては適さないかもしれません。僕は気に入りました。

 

おわりに

上記の事もあくまで僕が知っている範囲での話なので、他にも様々な工夫の仕方があると思います。

デザインについてはたいして触れませんでしたが、見せ方1つで解決できる事も多々あります。

工夫を楽しむのも同人生活の醍醐味ですよね。

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